結び切りと蝶結びは何が違う? 知っておきたい水引きのマナーって?!

みなさんは水引という言葉をご存じでしょうか?

水引はのし袋に巻かれているあの紐のことです。
元々はお祝いごとやお見舞い、弔辞などといった贈り物全般に使われています。お中元やお歳暮にかけられているのし紙や、ご祝儀袋にはすでに印刷されているものもありますね。
この水引には色や本数、結び方にそれぞれ意味があることをご存じでしょうか。
目的に合っていない水引を使うと大変失礼になります。
ここでは水引の意味と結婚内祝い・出産内祝いで用いる水引についてご説明します。

水引の結び切りと蝶結びの分け方は?
水引には大きく分けると2種類あります。
見分け方は結び方。ひとつはいったん結ぶと引っ張ってもほどけない結び切りと、もうひとつはほどけて何度でも結びなおせる蝶結びです。
結婚式や弔辞では「一度きり…」という意味を込めて結び切りを使い、出産や昇進などのお祝い事一般は「何度もあってもいいこと」という意味を込めて蝶結びを使うとされています。

水引の紐の本数は?
水引の紐の本数は3本、5本、7本と奇数がよいとされています。
ただし9は縁起が悪いとして使われません。
その奇数の中でも基本とされているのが5本です。
ただし婚礼関係のお祝いでは10本の水引がよいでしょう。
両家を結ぶことを祝って、5本の束が2つで10本という意味です。
しかし必ずしも10本でなければいけないというものではありません。

婚礼関係の水引は柔軟に考えて
もし、水引の本数に迷った場合には、品物とのバランスを考えればいいでしょう。
たとえば、連名で結婚祝いをいただいた方へ内祝いを贈るとき、小分けできるお菓子セットなどをまとめて贈るなら、10本の水引はちょっと豪華すぎてしまいます。
そんな時は7本の水引にしても問題ありません。
また、結婚内祝いとしてサイズの小さい品物を贈る場合、10本の水引では水引ばかりが目立ってしまいます。
その場合にも7本のものにすればいいでしょう。

結婚内祝いの水引は?
つまり、結婚内祝いの水引の基本は紅白10本が基本ですが、贈るものやサイズによって7本の水引を使い分けて。
結婚とは一度きりの繰り返さないお祝いごとですから、ほどくことができない結び切りを使い、両端が上を向いているものを使いましょう。

出産内祝いの水引は?
出産内祝いの水引は紅白5本のものを。
こちらも大きな品物には7本を使うこともあるそうです。
何度あってもいいお祝いごとですから、何度も結びなおせる蝶結びを選びましょう。

いかがでしたか?
結婚内祝いの水引と出産内祝いの水引は基本的に違うものですね。
ちょっとしたことですが、マナーを守らないと相手の方に大変失礼になりますので、ぜひこれからのご参考になさってください!